2017/10/03

013. 我が家のオフトレ

早いところでは11月後半から始まるスキーシーズン。
ですが、その期間は長くても半年余り…
そうなると、スキーバカな我が家にとっては残りの期間をどのように過ごすのかは結構大事な問題だったりします。
そこで、いままでやってみたすぐできる自己流オフトレの数々を紹介してみたいと思います。全く参考になるとは思えませんがおすすめ度を★で表示してみます…

1. インラインスケート ★★★
「オフトレ」をしてみよう!と考えて真っ先に思いついたのがこれ。
昔流行った靴の下にはめる4輪のローラースケートを想像していましたが、最近のは凄かったです。アイススケートのように一直線に並んだローラーはまさにスケートそのもので、転がる抵抗が全然ないので怖くて怖くて…
やり始めて1週間ほどで、私はともかく娘が慣れてきたので早速オフトレを始めてみました。
インラインをしてみて思ったのは、
・レーシングのスタート時に見るあのスタート手順が練習できそう?
・マンホール程度の半径をクルっと小回りすることで、スキーターンの運動を覚えるのに役立ちそう?の2点。
結局この2つばかりをやっていました。マンホールターンは、その辺の人気のない道路に八の字が出来る程度に間隔が開いた2つのマンホールを見つけて、そのマンホールの周りを八の字にギュンギュンと回る練習を結構やっていました。等速ターンではなくターン時に加速するかのようにターンする。特にターン後半に踵に乗ってビュンっと飛ぶように!といつも言っていました。

2. ブレボー? ★★★★
子供達の間で「ブレボー」なる謎の乗り物が流行っていて、娘も欲しがっていたので買ってみました…。ほとんどの友達は足をちょこちょこ動かして進んでいくのですが、それでは何もオフトレ効果が無いような気がして、娘には足ちょこちょこ動かすの禁止!と言って体重移動で動きなさいと言っておきました。今では体重移動でギュンっとターンをするようになっています。スキーのターンを覚えるのに直接は関係なさそうですが、インラインと同じく「ターンをギュンっと回る」「足を動かさずとも体重移動で回れる」という事を覚えるのにとても良い気がしています。

3. サマーゲレンデ ★★
避暑も兼ねて丸沼高原に2回ほど行きました。板とブーツは使わなくなったものを持って行き、服装はいつもの普段着長袖な感じです。
涼しいところへ行くのがとても気持ちがいいですが、意外とお金がかかります。
スキーの練習になるのか?という点では、いろいろ意見があると思いますが、道具が同じにもかかわらずあまり効果はなさそうに思いました。
というのは、ほぼズラせないので恐怖心が先にたってしまいその恐怖心故に内脚で滑るようになってしまうのがとても悪影響な気がします。スキー板とブーツという形は同じでもこれでは真逆の効果しか得られません。ものちろんものすごく上達すれば外脚に乗り切ってスパッとターンできるかもしれませんが、そこに行くまでの費用対効果やケガのリスクを考えるとこれにこだわる必要が見出せませんでした。なので…それっきり行かなくなりました。

4. グラススキー ★
山梨県にある都留サンパークというところへ数回行きました。
こちらもブーツを履けるという点でスキー感を味わえましたが、サマーゲレンデと同じようにビュンというスキーターンを練習したいという意味では我が家の方向性とは少し違っていたので今では行かなくなってしまいました。

5. 斜め前への反復横跳び ★★★
娘が体力テストで反復横跳びが意外にも得意だったので、それじゃあと反復横跳びを応用したなんちゃって練習を考えてみました。
反復横跳びを斜め前へ飛び続ける。それだけです。
この時、外足に体重をかければかけるほど反対方向へ飛べるのですが、それをスキーターンの外足荷重を覚えさせるのに使っていました。また、逆に極端に内足を使わせて横跳びをさせてみたりして外足荷重の重要性を覚えさせていました。左に行きたかったら右に一杯体重を乗せるという事を毎回のように言っていた気がします。

6. ブランコ ★★★
ブランコで大きく漕ぐには、手前に来た時に足を下に延ばし、最下点に来た時にこんどはお尻のやや後方に体重をのせるようにするとギュイーンっと高くブランコを漕げますが、これをスキーのターンに例えていました。ブランコは垂直方向に運動しますが、それを水平方向に置き換えさせ、手前で足を伸ばす時はスキーターンの導入時、最下点過ぎにお尻後方に荷重を乗せる時はスキーターンの出口あたりの加速…そんな感じで娘に説明していた気がします。
我が家が勝手に考えている一番避けたいスキーのターンは等速度ターンなのですが、ブランコでは動かずにただ座り続けている状態と同じです。ポジションもど真ん中のままです。足先からお尻後方まで荷重ポイントを移動させるターンを覚えて欲しいです。

7. 芝生の坂で自転車スラローム ★★★★★
芝生(じゃなくてもいいのですが、怪我のリスクが少ない芝生がおすすめです)のなだらかな斜面があれば、そこで自転車で下りながらスラロームをするのがとても良い練習になります。
ハンドルは最低限しか使わず出来る限り体重移動で曲がるのですが、ターン終わりに体重を自転車よりも谷川に投げ出さないと次のターンができず結果としてハンドルを使ってしまいます。このことに気をつけて練習するとスキーの切り替えの練習にとても役立ちます。ヒラヒラ舞い降りてくるような感じで坂を下ってこれればいいと思います。

8. ドライブ ★★
スキー場へ向かう道中で上信越自動車道を走るのですが、山道の曲がりくねった道が多くそこを走っている時に車のタイヤをスキーに見立てて娘にターンの仕組みを話したりしています。カーブを曲がる時には必ず外側のタイヤに荷重が集まりそれが普通であることや、内側のタイヤでカーブを曲がる(内足でターンする)ことには無理があること。外側のタイヤだけではやがて限界がくるので内側のタイヤにも荷重を分散して曲がる方が安全に曲がれる、前タイヤはスキー板のトップ部分と同じ役割で方向を決めやすく逆に後ろタイヤつまり板のテールでは方向を変えにくく結果としてスピードを落とす必要がある・・・といった話を最近ではよくしています。
また、自転車に乗っている時にも、ハンドルで曲がるのはスキー板を動かしてターンするのと同じで、自転車全部を使って曲がるのは体重移動でターンするスキーと同じ、というような事も言っていました・・・まあ、イメージみたいなものですが、要は体重移動でターンしてほしいという意味です。


様々なオフトレを試してみた結果・・・
我が家の目的であるスパッとターンに繋がるものならスキー道具を使ったり、似たような形のトレーニングにこだわる必要が無いことがわかりました。
オフ期間に行われるスキー板やブーツを使ったトレーニング、または現在広く行われている一般的なスキーオフトレは、我が家の求めるターンとは似て非なる運動であることがほとんどでむしろ悪い効果をもたらすような気さえします。ターン習得に必要なのは板でもブーツといった外見的なものではなく荷重や重心移動、遠心力といった一般的な遊びや運動にも含まれる要素なので見た目がスキーに近いものである必要性は無く、逆に日常にあふれている他の運動や遊びの中にターンと同じ要素を見出せればそれらをオフトレとして行う方がよほど効率的に思えます…。

今年は結局オフトレらしきものは何もしていませんが、タダで毎日のように遊べるブレボーやブランコで少しづつ覚えていってくれていたらなぁと祈っています。

016. スキー雑談…その2(エッジング・角付け)

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